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​グループホーム「崩壊」入居者家族も施設も修羅場だった。

新型コロナの「第4波」が猛威を振るった2021年4月、

大阪市城東区内のグループホームクラスターが発生。



病床逼迫(ひっぱく)で、すぐには受け入れ先の病院が見つからず、職員の離職も相次いだ。

追い込まれた運営会社は、入居者の家族の了解を得ずに施設の「休止」を通知。

入居者の引き取りを求める異常な展開に。

最終的に入居者9人中7人が感染し、2人が転居後に死亡した。

1人の職員の感染からわずか4日後、施設は「崩壊」した。

東大阪市の女性(47)は4月24日、入居していた80代の母が感染したことを施設から知らされた。



22日に職員1人の感染が分かり、入居者の検査を行ったところ、母を含む3人の陽性が確認された。

25日には「職員が職場放棄し、担当者が1人でみている。

家族が引き取るか施設で寝泊まりして面倒をみてほしい」と施設側から要求を受け、

「家族で介護ができないから預けているのに」と混乱した。

母は末期がんで、コロナ感染による重症化を心配したが、在宅介護は無理だった。

26日には施設から休止する方針が伝えられた。



施設の運営会社の男性社長は、「感染を恐れた高齢の職員が次々と離職した上、

保健所から、入院先が見つからないため、施設内の個室で隔離して介護を続けるよう求められた」という。

市も法令違反には当たらないと判断している。

しかし、母が入居していた女性は「母が亡くなった経緯知りたい」

「納得のいく説明はない。母がどういう経緯で亡くなったのか知りたい」と、涙を滲ませた。