東京オリ・パラの選手ら訪日関係者向けに開発している健康管理アプリ(オリパラアプリ)の事業費や、
国民から「ありがた迷惑」などと批判の声が上がった「アベノマスク」の配布などを巡り、
国会による会計検査院への検査要請が見送られることとなった。
参院決算委員会で、契約の妥当性を調べるよう提出した野党の要請案に、
「(同院の)検査事項が多い」として与党は同意しなかった。
会計検査院への検査要請項目の決議は、全会派一致が慣例。
野党は①全戸に2枚ずつ布マスクを配布した事業の詳細な経費をはじめ、
②当初は73億円の事業費だったオリパラアプリなど新システムの契約手続きや管理。
③給付金事業の事務費。
④予備費の使用について検査を求めた。
だが、いずれも与党が同意せず、予備費に関しては政府に適切な措置を求める「措置要求決議」にとどまった。
決議に向けた協議は与野党の委員会理事らの間で行われ、要請案や議論の過程は公開されない。
理事を務める国民民主会派の芳賀道也参院議員は9日の本会議で、
「4項目(の要請案)が自民党の反対で削除された」と明かした。
4項目への反対について、与党関係者は「会計検査院が他に多くの検査を抱えているため」と回答。
しかし、会計検査院の担当者は「検査報告に期限はなく、検査が詰まっているということは特にない」と証言。
‘@決して多くはない。
多少多くても検査はするべきだ。
しかも、会計検査院は、「検査を多く抱えていることなない」としている。
検査されてはマズイことが多々あるのだろう。
これからも、粘り強く検査すべきだ。