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富山で食中毒、症状1千人超。

牛乳業者を営業停止処分へ。


富山市の保育施設と小中学校で下痢や嘔吐(おうと)などを訴え、児童らの早退や欠席が相次いだ。

市保健所は、状況証拠から共通で出された牛乳が原因の可能性が高いとみて、

牛乳を出した内田乳業(同市四方)に、食品衛生法に基づく営業停止処分を出す方針を決めた。



市などによると、18日も体調不良を訴える児童らが相次ぎ、計1159人が早退や欠席をしたという。

市保健所によると、発症者が出た保育施設と学校では、

16日に給食やおやつで市内の牛乳製造業者が作った牛乳が出されたという。

同社は保健所の調査に「毎日の製造と同じ手順で作業をしていた」と説明。

内田喜夫社長は「今までに食中毒を起こしたことはない。製造工程を徹底的に調べたが、

特に問題は見つからなかった」と話した。

当面、新たな出荷を控えるとしている。



市は発症者の出た小中学校の給食について、来週いっぱい牛乳の提供を取りやめる。

保育施設でも原因が特定できるまでの間、牛乳のほか生野菜や果物の提供を控えるという。

‘@千人越えの食中毒はあまり聞いたことがない。

状況証拠で営業停止処分は英断か。