「大変心苦しいところではありますが、一度支援物資のご提供(ご支援)をご遠慮させていただきます」
「みなさまからのご厚意をこのような形でご不快の念をおかけいたしまして、大変申し訳ございません」
7月7日11時20分、熱海市は公式サイト上で「支援物資についてのお知らせ」と題した文書を掲載。
市に寄せられる支援物資について、受け入れを一時休止すると発表。
理由の一つは「保管場所の確保困難」だ。
「食料品用の温度・湿度管理が行えない保管場所である」
「膨大な業務を、限られたスタッフで実施している」などを挙げた。
多くの避難者が、設備の整った市内のホテルに滞在し、物品が消費されない。
今回物資の受け入れ休止を決めた、もう一つの理由でもある。
「食事の提供も、飲料の提供も、ホテルでしていただいております。
今の段階で避難された方が必要としている物資は、ほとんどありません」
そんな従来の避難生活とのギャップもあってか、
支援物資が届けられても、うまく活用されないケースが熱海では生じた。
例えば7月5日に生鮮食品の野菜類が寄せられていたという。
今は湿気も高く、野菜が傷みやすい時期です。
心苦しいんですけれども...処分させていただかざるを得ない状況です」
今後は、避難者の生活再建も待っている。市の担当者は、
「家に戻ったとしても、(今度は)生活必需品の不足が想定されます。
(今は必要がない)トイレットペーパーも必要になるかもしれませんし、家の周りを片付けるのに、
スコップであったり、汚れたものを整理する雑巾、軍手など...
もしかしたらそういうものが必要になってくるのかな、とは思います。
そのとき、そのときに必要なものが出てくると思っております。
我々のほうも、『今、何が足りないのか』を(随時)発信させていただきたいと思います。
その際はご協力いただき、熱海の復興に力をお貸し願えればと思います」
と、申し訳なさそうに話した。
‘@勝手に送り付けるのではなく、役所などに確認をした方が良い。
特に生鮮食品などは。
私の知り合いで、以前に被災地へ、我先にと駆けつけてが、
今来られても、何も整っていないので、対応できないと関係者に言われた。
確認が大事だ。被災地に迷惑をかけては本末転倒となる。