菅総理は4日夕、選挙プランナーの三浦博史氏(70)と首相公邸で面会。
次期衆院選に向けた選挙戦略について三浦氏から提案を受けたとみられる。
その中で都議選も話題になったという。
「都民ファーストが強いようだ」と分析したと、三浦氏が面会後、記者団に明かした。
総理は三浦氏と、首相就任翌日の昨年9月17日と今年5月3日にも面会している。
三浦氏は、今回の都議選の各党派の獲得議席を予測していた。
46議席を有する第1会派の「都民ファーストの会」(都民ファ)は“7議席”に大激減すると指摘。
25議席の自民党は52議席と倍増が見込まれ、
連携を復活させた公明党と過半数を占め都議会の勢力図が一変すると分析。
結果は、都民ファ31、自民33の大ハズレ。
三浦氏は代表の荒木千陽都議(39)=中野区(定数3)=の落選も予測していたが、
予測に反して公明を大きく引き離して2位当選、自民は落選。
千代田区(定数1)では“都議会のドン”こと内田茂氏(82)の娘婿で、
自民擁立の新人・直之氏(57)と都民ファ・平慶翔都議(33)の対決が注目された。
平氏は、サッカー日本代表・長友佑都の妻で女優の平愛梨(36)の弟。
前回は板橋区で当選しているが、告示の約1か月前に国替えした。
千代田区は意外に浮動票が少なく平氏は厳しいとみられていたが当選した。
今回の都議選の意味は大きい。