当初は、復興五輪として銘打ち、東京オリ・パラを大々的にアピールしてきた。
しかし、新型コロナの感染が世界中に拡大して、様子が変化してきた。
だとしたら、復興五輪の題目も変化して何ら不思議ではない。
ステージがチェンジしているのだから、ここで復興五輪を強調し、持ち出すのはいかがなものか。
新型コロナ感染拡大は、だれの責任でもない。
宮城スタジアムでは今月21日から男女のサッカー競技10試合が行われる予定で、
県は観客の上限を1万人に設定して、有観客の準備を進めている。
野球とソフトボールが予定されている福島県は、新型コロナの感染拡大を理由に、
一転して無観客での開催を決めた。
11日に開かれた全国知事会のオンライン会議では、秋田県の佐竹敬久知事が、
「言いにくいが、全部無観客にしていただいた方がいい。往
来を相当厳しく制限しないと感染拡大は防げない。(観客の)直行直帰は無理だ」と発言。
これに対し、観客を入れて開催する予定の村井嘉浩・宮城県知事は、
「すでに観客を入れて開催する準備を始めている。
混乱するので、知事会として『無観客』の提言を入れないようにしてほしい」と語気を強め反論した。
北海道の鈴木直道知事や大阪府の吉村洋文知事らは、
「いつも一緒にいる人とのテレビ観戦など、安全なスタイルの呼びかけを徹底してほしい」と訴えた。
河北新報社は9日夜から11日午前まで、インターネットで緊急アンケートを実施した。
7988件の回答が寄せられ、反対は8割を超えた。
「反対」が83・9%、「賛成」が15・2%、「分からない」が0・9%。宮
城県内の住所を回答した3581件に限ると、反対92・6%、賛成6・5%だった。
宮城県の村井知事も復興五輪にこだわらず、被災を被った地域なのだから、
被災(感染)を避ける最大の努力をすべきだと、私は願う。
早い「復興日本」へ👏。