競技終了後に意識を失う。
23日に東京・夢の島公園アーチェリー場で行われた、
アーチェリー女子のランキング・ラウンドに出場した、
ロシアのスベトラナ・ゴムボエワ(23)さんが、
競技終了後に意識を失ってチームメートの前で突然倒れ込んだ。
ゴムボエワさんは医療スタッフやROCのコーチたちの介抱を受けてすぐに意識を取り戻した。
ゴムボエワさんは「こんなことは初めて。ウラジオストクも暑かったけれど湿度はこれほどではなかった」
と話しており、経験したことのない日本の夏に体がなじめなかったようだ。
東京は午前9時の段階で気温が30度、湿度が60%を超えて前日と変わらない蒸し暑い1日。
男子テニスシングルスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手は、
24日の初戦を勝ち進んだあと「とても暑くて湿度が高く、コートは暑さをため込んでしまう」などと指摘。
試合時間を夕方以降にずらすよう求めたという。
また、世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ選手も、
厳しい暑さや湿度について「最悪な環境だ」と述べたうえで、
同様に試合時間の変更が必要だと訴えた。
その後国際テニス連盟は、今大会の規定の一部を変更すると発表。
新たな規定では、シングルスの試合中に暑さ指数が一定の基準を上回った場合、
どちらかの選手の求めがあれば、第2セットと第3セットの間で10分間の休憩をとることができる。
この休憩中には飲食やシャワーを浴びること、それにテーピングをまき直すことなどができるとした。
この規定は混合を含めたダブルスには適用されないという。