トヨタ自動車は、ベトナムでの新型コロナの感染拡大に伴って、
部品の調達が滞っているため、8月上旬、愛知県にある2つの工場で、
生産ラインの稼働を最大で4日間、停止すると発表。
稼働を停止するのは、愛知県田原市にある「トヨタ自動車」の田原工場の一部の生産ラインと、
豊田市にあるグループ会社「トヨタ車体」の吉原工場のすべての生産ライン。
このうち、田原工場では8月3日から4日間、吉原工場では8月5日から2日間、稼働を停止するという。
これらの生産ラインでは、高級車ブランド「レクサス」やランドクルーザーを製造していて、
会社では、およそ5000台の生産に影響が出るとしている。
トヨタは、トヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)の一つのラインを、
7月29~30日と8月2~4日に止めるとすでに発表している。
こうした一連の措置による減産は、合計で8千台規模となる模様。
自動車メーカーでは、半導体不足の影響で減産が続いているが、
部品生産の拠点が多くある東南アジアでの感染拡大も重なり、生産への影響が懸念されそうだ。