愛知県豊橋市の産婦人科・小児科医院「マミーローズクリニック」の山口 賢二院長(68)が、
飲酒後に出産手術をしていたとして、市保健所が同院に注意喚起と改善を求めていた。
生まれた乳児は頭部に血がたまり、肺や心機能が低下して別の病院に入院し、
一時生命の危機に瀕(ひん)した。
憤る父親に院長は「別に酔っ払うほど飲んでいないので、お茶代わりに飲んでいた」と答えた。
飲酒が手術に影響を与えたかは不明だが、厚生労働省は「常識的に考えてあり得ない」と話す。
初めての出産に立ち会った40代の父親は、
「医師は赤ら顔で出産に立ち会い信じられなかった。人命を何だと思っているんだ」と憤り、
刑事告訴や民事訴訟も検討している。
父親によると、母親の陣痛が強くなった7月25日午前5時半ごろ、2人はかかりつけの同院を訪れた。
午後7時ごろ、分娩(ぶんべん)室に移り、難産の緊急手術を迫られた母親の前に、
午後8時ごろ、赤い顔でアルコールのにおいがする院長が現れたという。
院長は、飲酒を問い詰める父親に対し、「ビールは飲んでましたよ」
「僕はいつも飲んでいました」などと開き直ったという。
‘@飲酒で手術をしても、改善を求めるだけしかできないのか。
院長の話から察すると、日常的に行っていたようだ。
他の産婦人科でもあるのかもしれない。
いつ陣痛が起きるかもしれない。
夜ごはんの時に酒を飲んで、その後後出産なんてこともあるのだろう。
その時に、難産で緊急手術となれば今回のようになる。
恐ろしい話だ。