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中国が自然科学の論文の「質」で初の世界1位。

日本は10位。

おととしまでの3年間に世界で発表された自然科学の論文を分析したところ、

論文の質の高さの指標とされる引用回数の多い論文の数で、

中国が初めて世界1位になったという調査結果を文部科学省の研究所が公表。



1年当たりの平均の論文数は、中国が35万3100本余りと去年に続いて最も多くなり、

次いでアメリカが28万5700本余り、ドイツが6万8000本余りで、

日本は6万5700本余りで4位で、中国の6分の1。

また、論文の質の高さの指標とされる、ほかの論文に引用された回数が、

研究分野ごとの上位10%に入った論文の数は、中国が4万200本余りで、

初めてアメリカを抜いて世界1位になり、中国は論文の数と質の両方でトップになった。



日本は3700本余りで、インドの4000本余りに抜かれ、中国と一桁違う引用数で、

去年の9位から10位に順位を落とし、1980年代に調査をはじめて以来最も低くなった。

分析を行った担当者は「中国はアメリカと比べても研究者の数や研究費の伸びが大きく、

この数年で勢いを増している。

日本でも研究時間や博士課程学生の数を増やすなど対応が求められる」と危機感を述べた。