若い人のせいではないが、若い人の中で自粛や要請を守らない人の行動が感染を広げる。
「全くない」というのは誤解を招き、若者の行動を助長する。‘@
17日の『ABEMA Prime』のスタジオで尾身会長が“メッセージの届かない”20代と対談。
尾身会長は「協力金については前払いということも行っているが、
政府には本当に頑張ってほしい」とコメント、
その一方、「オリンピック開催もそうだと思うが、政府が具体的な政策を行うときには根拠がある。
経済を回したいとか、いろんな意味で強い思いがある。」と、政府を擁護。
その上で、「だから国民に頼むのであれば自分たちが汗をかいているところを説明する、
そういうところは改善する余地があると思う」と、コメント。
「政治のリーダーが、“我々はこれだけやる。汗をかく。だから皆さんも協力してください”と。
それは何も協力金だけでなく、いろいろな対策において、もっとやっていただきたい」と再度強調した。
尾身会長は「若い人のせいでは全くない。
ウイルスの特徴で、活動量が多い若い人が感染しやすいということだ。
当然、私も若い頃は全く気付かずに感染の伝播に関与してしまったと思う。
だから批判の対象になるようなイメージはなるべく避けて欲しいと思っている」と回答。
その上で、「昨年2月、実態として若い人たちが感染に関与しているというのが、
北海道の雪まつりの後で分かった。
接触した高齢の感染者が急に出てきて、それが症状を出さない若い人から、
知らず知らずのうちに感染が広がっていたということだった。
このことは専門家として知らせなくちゃいけないと、ずいぶん考えた。
かなり言葉を選んで、提言を出したが、すぐにTwitterで“尾身は若者を批判している”と言われてしまった。
これは本当に難しい」と語った。
やりとりを聞いていたジャーナリストの佐々木俊尚氏は、
「専門家会議がちゃんと発信していたとしても、それをメディアがどう報じるかによって、
齟齬が生じていることもある。例えば緊急事態宣言が出ると、
カメラを向けて“若者が酒を飲んで出てきました”みたいな映像を流すわけだ」と訴えた。
尾身会長は「私が聞きたいのは、例えばライブハウスに行きたいというときに、
ワクチンか検査のいずれかを済ませればどうぞ、ということにしたとする。
もちろん、嫌だという人もいるだろう。これをどう考えるだろうか。
逆に、ワクチンも検査も済んでいない人はクラブ活動も対面授業もできないとしたら、どうだろうか」
と投げかけた。
(いくら注意しても聞く耳持たない)
飲食店経営も手掛けるeスポーツ・αD代表の石田拳智さん(25)さんは、
「すでに37.5℃以上の方は入室禁止みたいなルールがあるし、
賛成する人も多い提案ではないか。“これがOKだったら大丈夫ですよ”というルールがあった方が、
動きやすい」と回答。
お茶の水女子大学1年・山邊鈴さん(19)さんは「“メッセージを届けたいのに届かない”みたいに言われるが、
そもそも届ける理由は、行動させたいからだ。それなのに、どう行動していいのかが分かりづらい。
だからこそ何人以下だったらいいですよ、みたいな感じだったり、
緊急事態宣言の間はこれを自粛すればいいとか、具体性を持たせていくことが大事だと思う」と話した。
‘@いろいろとり方があるようだ。
逆も真なりだが、新型コロナのメッセージは行動を抑制するためだ。
そして、いい悪いは別として、何人以下とか、かなり具体的に発せられている。
残念ながら、情報を得ていないようだ。
先日も、ワクチン接種の「持病がある人ってどういう人ですか」と質問があったが、
正直、いまですか?と思ってしまった。
そして、そんなこと調べれば直ぐに分かることだ。
あまり関心がないと思われても仕方がない。
若者が悪い分けではないが、若者が活発に動いているのも事実。
中高年が動いているのも事実。
よく「これ以上何をやればいいのか」という人がいるが、そういう人は守っているのだ。
そうではなくて、路上で飲んいる人や、多人数で集まって飲食をしている人、
密をつくる人、そういう人たちに訴えかけなくてはいけない。
だから、政府や、自治体、メディアも、自粛を訴える前に『守っていない人』を付けるべきだ。
飲食店などには、守っていない店を付けるが、一般的な訴えでは付けていない。
若者のも、中高年も、守っていな人はいる。そこからの感染が高い。
感染対策を守っていな人に、守るように促さなくてはいけない。
諦めてはいけない。全力で実施しなくてはいけない。