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​「昌新」内部告発者に、六畳一間の単身寮で“軟禁”

昨年末、防衛省が1通のリリースを出した。

〈部外からの通報〉を受け、主力戦闘機F-15に搭載するカメラの納入を巡り、昌新の水増し請求が発覚し、

同社を〈9ヶ月の指名停止〉にするというもの。



この事案を防衛省に〈通報〉した人物が、野田正博氏。

「私は昨年11月8日、公益通報制度に則り、下請け会社である昌新が元請け会社に対し、

過大な金額の見積書を出していたことなどを防衛省に告発しました」

週刊文春」の取材にそう明かすのは、防衛専門の輸入商社で知られる、

「昌新」(年間売上高約60億円)の元名古屋支店長、野田正博氏だ。

告発を受け、防衛省も調査を開始した。

そして防衛省は、12月11日、昌新に対し、9カ月の指名停止処分を発表。

不正による過大な支払いは約2億円に及んだという。



6日後の12月17日。野田氏を待ち受けていたのは、会社からの露骨な“仕返し”だった。

就業規則違反を調査するという理由で自宅待機処分となりました。

業務時間中の社内外関係者との接触禁止や、会社への出入り禁止、パソコンの返却などが命じられた。

六畳一間の名古屋の単身寮で“軟禁状態”にされたのです」と、野田氏は訴える。

躁鬱病を患い休職となったため、今年3月分から給料がゼロとなり、社会保険料名目で、

逆に会社に毎月約25万円を支払うよう強いられました。

幾らかの傷病手当金健康保険組合から受け取ることが出来ましたが、

千葉で暮らす妻も病気で働きに出られないので、生活が難しい。

耐えかねた私は労基署に相談し、労災を申請しました」

その結果、野田氏は7月26日、厚労省から労災の認定を受けることができた。

1年半、月約56万円が支給されるという。

‘@いまだこんなことをやっている。

恐ろしい会社だ。