名古屋出入国在留管理局で、収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が、
死亡した問題で、上川陽子法相は3日、遺族が10日の監視カメラの映像を視聴する場に、
代理人の同席を求めている点について「遺族以外の方への映像公開は適当ではない」と、
前回に続き弁護士の立ち会いを認めない方針を示した。
8月12日、出入国在留管理庁は、保存されている死亡前の監視カメラの映像336時間のうち、
2時間を編集し、1時間10分を遺族が視聴したが、妹のワヨミさん(28)が、
視聴後に嘔吐おうとし、妹2人が眠れない状態が続くなど、精神的なダメージを負った。
このため遺族は2回目の視聴時には、代理人の同席を強く求めた。
月刊誌「選択」の記事によると、佐々木聖子入管庁長官らが、遺族の求める情報開示に積極的だったが、
法務省官房長だった現事務次官の高嶋智光が消極的だった。
公文書や映像開示でも佐々木長官らが、遺族の要望を検討しようとしたが、高嶋次官が難色を示し、
当時の辻裕教事務次官が、現在の方針を採用したとの記載がある。
この記事の正否について、上川大臣は「個別の記事の内容のコメントは差し控える」とした。
8月2日、遺族側に収容中のウィシュマさんの状態などを示す看守勤務日誌など、
1万5113枚の文書が開示されたが、ほとんど全てが黒塗りで、
遺族らは「殺したのを隠したくて黒塗りにした」と批判している。
‘@現場責任者トップの佐々木入管庁長官らが、情報開示に積極的だったが、
国のトップ、上川法務大臣が否定。
絶対認めない、悪の根源は、上川法務大臣にある。