ＴＢＳ「報道特集」のキャスターを務める膳場貴子アナが８日、
自民党総裁選に立候補した高市早苗前総務相の出馬会見に出席。
質疑応答で指名された膳場アナは「ＴＢＳ報道特集の膳場です」と名乗ると、
「あ、膳場さんですか。こんばんは」と、驚きの声を上げ、笑顔を見せた。
膳場アナは「こんばんは」と応じたあと、
「政権構想では、経済的な弱者や格差の解消にほとんど言及されていないので、
どういうお考えなのか是非、おうかがいしたいと思います」と質問しながら、
「ちなみに、高市さんは２０１２年の『創生』日本の研修会で、
社会保障を考える文脈でこういうことをおっしゃってます」と続けた。
「『さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のフリをして、少しでも得をしようと、
そんな国民ばかりいたら日本が滅びる』こういう風に発言してらっしゃいます。
あの、困窮する国民をどういう目でみてらっしゃるのか、確認をさせてください。
その上で、この発言について弱者への視点が欠けている不安、批判の声があるが、
どう受け止めているか聞かせて下さい」と迫った。
膳場アナの質問に、最初は笑顔だった高市候補の表情はこわばった。
高市候補は、発言が民主党政権時に生活保護の不正受給が問題になっていたときの発言でだったと主張。
その後、困窮問題などへのさまざまな政策を並べた。
その上で、「私に対して非常に色がついていると見られるというご指摘だが、これが私です」と率直に認め、
「わりと素直な方で、同僚議員のアドバイスにも柔軟に対応してきた方です」と、
党内評価とは別の回答を述べた。
「国会でも党内でも “場” をともにしたことがないんですよ。
彼女は女性議員の会合や議連にもほとんど顔も出さなくて」（中堅女性議員）
「私も高市さんとは挨拶程度の関係しかありません。だって、彼女は女性の社会進出などについて、
非常に保守的な方ですから。“女性活躍” への思いが、ほかの女性議員とはまったく違うんです。
その彼女が “初の女性首相” と騒がれることへの印象ですか……初の女性首相にふさわしい方とは……」（若手女性議員）
