混入気付くも日本に連絡なく。
異物混入は、スペインの製薬会社ロビの工場で起きた。
この工場はモデルナの欧州での生産拠点。
ワクチンの容器(バイアル)にゴム栓をはめる工程で、
2つの金属部品を不適切に製造ラインに取り付けたため、
摩擦が発生し、バイアル内に金属片が入ったという。
異物混入の原因となる製造ラインの部品取り付けミスを2回していた。
初回のミスでは異物混入に気付かないまま、、3つのロット計16万3000本を製造し、日本に出荷。
その後、バイアルのものとみられるガラスの破損事故が起き、メンテナンスをした際に、
2回目の部品の取り付けミスをした。
別のロットを製造中に異物混入を発見し、ミスに気付いた。
2回目のミスの後、別のロットのワクチンを製造中に異物混入に気付いたが、日本に連絡しなかった。
このロットは出荷されなかった。
スペインからすぐに連絡があれば、接種を中断できた可能性がある。
国内での異物混入ワクチンは、既に50万回の接種が行われたとされる。
厚労省の担当者は「ロビは取り付けミスが起きたのはガラス破損後と思っていたが、
日本から異物の報告があり、慌てて検証したと推察される」と話す。
武田薬品によると、異物が混入したバイアル全39本はモデルナに送り、国内にない。
「モデルナとの契約で、品質情報の調査はすべてモデルナが行うことになっている」という。
異物混入問題で、自主回収となったロットのワクチンを接種後に死亡した男性3人について、
厚生労働省ワクチン副反応検討部会は、
ワクチンと死亡との因果関係は「評価不能」とし、引き続き情報収集に努めるとしている。
現時点で同社製ワクチンの「重大な懸念は認められない」として、接種継続に問題はないと結論付けた。
検討部会の資料によると、死亡した3人は30~49歳で、いずれも基礎疾患はなかった。
1人の死因は不整脈による急性死と推測。残る2人の死因は調査中で、
うち1人は心臓性急死か発熱が原因となった可能性がある。
薬害に詳しい佐藤嗣道・東京理科大准教授は、
「なぜ、厚生労働省がワクチン内の異物を入手し、国立医薬品食品衛生研究所で分析、
同定をしないのか違和感がある。目に見える金属片が製剤に入り込むなど普通はあり得ず、
製薬会社の工場全体に問題がある可能性もある。いったん全品の使用を止め、
原因を明らかにすべき重大な問題。
政権はワクチンを打たせたいし、企業はまずい情報を隠すことがある。
薬害は行政の不作為によって起こる」と述べた。
神奈川警友会けいゆう病院、菅谷憲夫医師は、
「ワクチンの異物は、どういう影響があるか不明なうちは接種中止が理想だ。
ただ、モデルナが打てなくなれば日本は混乱する。
ワクチンの効果は間違いなく、感染を抑えるため、みな一生懸命打とうとしている中、
中止が正しいのかジレンマがある。
各国がワクチン製薬会社に平身低頭し、売り手が強い契約も仕方がない」と吐露した。
‘@私の疑問の一つ、なぜ異物混入を日本で分析しないのか。
予測通り、品質情報の調査はすべてモデルナが行う契約になっていた。
だから対応も遅れる。
そして、製造中に異物混入に気付いたが、日本に連絡しなかったとは、つくづくナメられたものだし
あり得ない重大問題だ。そんな会社が信用できるのか。
なぜ、大きな問題にならないのか不思議だが、理由は分かっている。
大きな問題にすれば、国内にワクチンが入ってこなくなる可能性がある。
だから、政府もマスコミも、有ったことを無いかのように扱っているのだ。
狂ってる。
テレビなどに出ている専門家は、端から「大丈夫。安全」としか言わない。
私の提言を受けて、松本哲也医師は後日、「まだ分からない部分もある」と訂正したが。
菅谷医師のような、冷静な見方、意見が必要だ。
まだ、分からない物を、安全と言い切ってしまうことは、少し理解できる人からは信用を無くす。
そして、ワクチンの異物混入は「よくあること」と言う発言にも疑問を呈したが、
佐藤教授は「普通はあり得ない」と述べている。
当たり前の話で、そんなにあったら、信用できないだろう。
佐藤教授は、「単純にワクチン接種後の死亡者の数を接種人数で割ると、約5万人に1人となります。
その中には、相当程度ワクチン接種が原因のかたが含まれているでしょう。
インフルエンザワクチン接種後の死亡は、毎年、推定最大5000万人ほどの接種で、
数人から多い年で10人程度しか報告されていない。
それに比べると、明らかに突出した数であることは否定できない。
さらには、厚労省に報告されていない事例も、かなりの数があると思われます。
なぜなら、報告は医師や医療機関の判断によりますし、
現実に接種後に亡くなっても報告してくれないと訴える遺族の声があるからです。
そういったことを鑑みれば、接種後の死亡事例は、報告されている数の10倍ぐらいあっても不思議ではない。
もしかすると、1万人に1人、5000人に1人の割合で亡くなる可能性まで視野に入れておく必要がある」と訴える。
佐藤教授は、薬剤疫学の専門家である一方、
「サリドマイド」という成分が入った睡眠薬や胃腸薬で起きた薬害被害の当事者でもある。
母親がのんだ薬が原因で生じた手の障害は、生まれたときのままいまも変わらない。
この薬は、妊婦や子供でも安心してのめる薬として、日本では1958年に売り出された。
しかし、世界各地で手足や耳に奇形を持った子供が多数生まれ、
1961年11月に西ドイツ(当時)の小児科医レンツ博士が「サリドマイドが原因と疑われる」との警鐘を鳴らした。
それを受けてヨーロッパではすぐに販売中止となったが、日本では1962年9月まで販売が続いた。
動物実験で、ネズミにサリドマイドを大量にのませても死ななかった。
そのため、ヒトにも安全だろうと思い込んだことが一因。
当初は、「サリドマイドによって胎児に重大な奇形が起こるのは考えにくい」といった、
専門家のコメントもあり、日本のマスコミは危険性をほとんど報道しなかった。
新型コロナワクチンが同様だとは言わないが、同じ流れが起きているのは間違いない。
それも、政府、マスコミを含めて、当時より大きな流れが。
ワクチン接種のために、不都合な多くのことが無視されている。