香港証券取引所は、4日午前9時から中国恒大集団の取引を停止すると発表。
理由は明らかにされていない。
恒大集団は先月28日、子会社が保有するおよそ1700億円分の株式を売却し、
資金を調達したが、社債の利払い期日が続々と迫っていて厳しい状況が続いている。
また、傘下の不動産企業の株式の51%を、恒大集団のライバルで、
香港で上場している合生創展集団が50億ドル(約5550億円)超で買う見通しだと、
中国メディアの財聯が報じた。
合生創展集団はコメントしていないが、「重大な取引に関連した」発表があるまで、
自社株式の取引を一時停止するとした。
香港市場全体の動きを示すハンセン指数も大幅に下落していて、4日の下げ幅は一時2%を超えた。