この30年間、日本は賃金が変わっていない、むしろ下がっている。
いつの間にか、先進国でも平均以下となり、差が大きかった隣の韓国にも追い越された。
どの国も上がっているのに、なぜ日本は賃金が上がらない異常な国になってしまったのか。
経済協力開発機構(OECD)の2020年の調査によると、
1ドル=110円とした場合の日本の平均賃金は424万円。
35カ国中22位で、1位の米国(763万円)と339万円も差がある。
1990年と比べると、日本は18万円しか増えていないが、米国は247万円増えている。
この間、韓国は1・9倍に急上昇。日本は15年に抜かれ、いまは38万円差だ。
日本が足踏みしている間に、世界との差はどんどん開いた。
順位としては、米・独・英・仏・韓・日。