NHK日曜討論で、自民党の甘利明幹事長(当時)が、
「共産党新綱領でこう書いてあります。ひとりの個人が世襲で国民統合の象徴となる今の制度は、
民主主義の視点からはおかしいと書いてあります」と発言。
これに対して共産党の小池晃書記局長は「おかしいなんて書いていません。正確に言ってください。
おかしいって書いていませんよ」と反論。
日本共産党の綱領には、
『党は、一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は、
民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、
国民主権の原則の首尾一貫した展開のためには、
民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだとの立場に立つ。
天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、
国民の総意によって解決されるべきものである。』と書いてある。
甘利議員の発言は、「一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は、
民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく」を指していると考えられるが、
「おかしい」とは一言も書かれていない。小池書記局長の言い分は正しい。
「民主主義および人間の平等の原則と両立するものではなく、民主共和制の政治体制の実現をはかるべき」
と指摘している。
みんなで意見を出し合い考えるべきと言っているのだ。
まさに今の、小室しと眞子さんの結婚問題を浮き彫りにしている。
結婚に諸手を上げて賛成するコメンテーターや評論家、国民も、
人間はみな平等だからそうするべきだと言っている。
だとしたら、現天皇制、皇室のこれからの在り方を、みんなで考えるべきではないかと、正論ではなかろうか。
皇室が一般国民と同じなら、そういう制度にして、研究室などで働いて給料を払う身分などにするべきだ。
相すれば護衛もいらなくなる。
同じなのに、なぜ、多額の税金が注がれるのかという疑問が出るのも時代の反映だ。
いずれは逃げれない議題となる。