職員ら7人逮捕の事件は、地元に衝撃を広げている。
以前から、水産関係者の間では「焼津港では水揚げが減る」と指摘されており、
長年にわたって不正が続いていた可能性がある。
ある漁協関係者は「30年前からうわさはあった」と証言。
静岡県 焼津市 カネシンJKS サラダ マリネ 焼津特産 伝統製法 手火山式 カネシンJKS かつおなまり節
県警は、「水産加工会社」元役員 奥山善行(47)、
運送会「焼津港湾」社員 白鳥賢(47)、同社員 杉山智良(43)
漁協職員 吉田稔(40)、水産加工会社元社長 進藤一男(60)、
漁協職員 青野友成(31)、元漁協職員で船会社「大洋エーアンドエフ」社員の山本雅基(30)ら7人を逮捕。
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県警が首謀的な役割を果たしたとみているのは漁協職員の吉田稔容疑者と、
水産加工会社元社長の進藤一男容疑者。
水揚げされたカツオは、漁協が計量してから倉庫に保管される。
漁協で現場を仕切る立場にあった吉田容疑者は、
水揚げしたカツオの一部を計量せずに運び出すよう指示し、連携して犯行に及んでいたとみられる。
売り上げの一部が吉田容疑者に渡り、報酬として分配されていた模様だ。
7人は事件への関与を認めているという。
この水産加工会社は創業60年以上経過している老舗で、
焼津商工会議所が認定したブランド商品「なまり節」が有名。
漁協では職員らの逮捕に驚きの声が上がると共にショックを隠せない。
被害にあった水産会社の関係者は、
「うわさは本当だったのか。太平洋で命がけで取ってきた魚を奪うとは許せない」と、声を荒らげた。