日本銀行は17日、新型コロナウイルスで打撃を受けた企業への資金繰り支援策を、
来年4月から縮小することを決めた。
日銀は昨年3月から、コロナ対策の大企業向けの支援として、
資金調達のために発行されたCPや社債の買い入れ枠を拡大した。
現在は上限を計約20兆円としているが、来年4月以降はコロナ前の計約5兆円へと徐々に引き下げる。
一方、中小企業に融資する金融機関が、日銀から有利な条件でお金を借りられる仕組みは、
来年9月末まで続ける。
日銀はこれまで支援を3回延長し、来年3月末が期限となっていた。
国債や上場投資信託(ETF)の買い入れといった、大規模な緩和の枠組みは維持した。