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​情報番組にコメンテーターやいらないMCも?

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意訳。


情報番組『バイキング(MORE)』が、来年3月末で放送終了を発表した。

かねてから各局でタレントMCや芸人コメンテーターの起用に対する批判は相次いでおり、

“未知”の新型コロナウイルスへの言及・コメントの信憑性への反発を含めて不信感が強まっていた。



そんな中、10月にスタートしたTBSの朝の情報番組『THE TIME,』では、

総合司会の安住アナをはじめ、局アナ総勢11人に及ぶ強力布陣を揃え、

コメンテーターのレギュラー出演はない。

そもそも、情報番組にコメンテーターは必要なのだろうか。



思えば、かつての久米宏筑紫哲也のニュース番組ではコメンテーターは存在しなかった。

より若者を中心とした視聴者の共感や支持を広げるようと、

お笑い芸人コメンテーターも定番となった。

情報番組”と呼ばれるように、タレントのゲスト演出は定番化し、

芸能関連だけでなく社会・経済ニュースについても、芸能人がコメントするようになった。



『バイキング(MORE)』などは、楽屋話のような内容を延々と垂れ流している。

そもそも、芸能人に限らず教授や医師、弁護士でも多岐にわたる情報は持ち得ていない。

それを、何でもかんでもコメントを求められ、御情報を垂れ流す。

新型コロナ禍では、より正しい情報や知見が必要となる。

しかし、専門家でも判断の難しい問題を、素人たちが間違った情報を公に拡散する。

私も再三訴えてきたが、情報番組におけるタレントコメンテーターへの不信感が募ったのは無理もない。

そこまで国民はバカではないということだ。



だとすれば、『ラヴィット!』(TBS系)のような、政治も新型コロナも関係のないような番組にすべきか。

ニュースを伝える者のアナウンス力や知見が十分であれば、コメンテーターは不要だ。

しかし、アナウンス力、対応力を持ち合わせたアナウンサーが各局にいるかと言えば難しく、

カンペを読みながらしゃべるのが精一杯だ。

恵しのように、打ち合わせの内容をいかにも自分の知見であるかのように、

専門家を差し置いてエラそうに語り、いつも間違った発言をしている。

専門家の意見は聞きたいので、専門家の出演だけでいい。

その時には、MCなどは横から直ぐに口を挟まないで、専門家の意見を真摯に報じることだ。