東京都八王子市は22日、生活保護を担当する30代のケースワーカーの男性職員が、
受給者の精神障害がある40代男性に「知能が足りない」などと不適切な発言をしていたと明らかにした。
職員は「行き過ぎた発言をしてしまった」と、暴言を浴びせたことを認めているという。
市は「あってはならない言動」として男性に謝罪。
市によると、男性は11月下旬、受給を巡る見解の違いから、窓口で職員とトラブルになった。
男性はパニック発作を起こし、庁舎内で自殺を図ったが居合わせた人らが制止した。
今月、男性は12月1日び改めて市に電話したら市職員は、
「何、うそついてるんだよ。いい加減にしろよ、お前よう」
「自殺未遂したからってな、容赦しねえぞ」と繰りかえした。
「自分に頭が足んないって分かってるんだったら、おとなしくしてなよ」
「知能が足んないってことだよ」とも述べた。
凶悪犯罪者と男性を結びつけるような発言もあった。
職員は生活保護受給をめぐる収入認定についても、「自殺未遂しようと何しようが変わんない」と、
悪辣な暴言を吐いて、誤った解釈を押し通した。
男性は「間違った説明をされた上、人格を否定され、あおられ、精神的苦痛を感じた」と話す。
市側は「申し訳ない発言だった。あらためて職員に対して研修を行いたい」と述べた。
男性は職員とのやりとりを録音していた。
‘@似たようなケースはゴロゴロある。
生活保護者を蔑視する人は少なからずいる。
この職員が、どういういきさつでケースワーカーになったのか知らないが、
困っている人々の相談に乗り、課題解決に向けて適切な支援を行うのがケースワーカーの仕事だ。
研修も良いが、あり得ない罵る言葉の暴力は人間性が疑われる。
暴言の数々は犯罪だ、許しがたい。