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​イスラエル、4回目接種断念か?

今年7月、イスラエルが世界に先駆けて3次接種を実施した後、

ブースターショットはさまざまな国に拡大した。

そしてオミクロン株が世界的に拡大する状況で、イスラエルの4次接種実施に関心が集まっている。

だが、諮問委の4次接種勧告が出てきた直後、

だが、イスラエルの医療界の一部からは「科学的なデータが不足している」という反発が出てきた。



ハダッサ医療センターの新型コロナチーム責任者であるDror Mevorach博士は、

「私はデータを根拠に3次接種は支持したが、4次接種の効果に関しては証拠がない状態なので、

疑問を感じる」と述べた。

そして、「『4次接種をする根拠がない』と言う医師と科学者の電話を数十本受けた」と伝えた。

また、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「イスラエルの一部の科学者は、

あまりたくさん注射を打ちすぎると免疫システムを疲弊させて、

かえってコロナウイルスと戦う身体能力を損なう逆効果になりかねないと警告している」と伝えた。

イスラエル政府諮問委も4次接種の勧告がデータに基づいたものではないと認めている。

諮問委が勧告を決定した理由は、オミクロン株拡大の影響で、

3次接種の効能が大幅に低下するという予測が出ためだ。

イスラエルでは今まで人口の45%が3次接種を終えた。

イスラエル保健当局はオミクロン株が第5波を引き起こしていると警告。

24日1日あたりの感染者1775人のうち591人がオミクロン株感染者として確認された。

25日にもオミクロン株感染者が500人余り追加で発生。

21日までに累積したオミクロン株感染者341人に比べて3倍以上になった。

イスラエルの新型コロナ国家情報知識センターは、

イスラエル内でオミクロン株が拡大すれば1~2カ月中に、

ワクチン接種によってほぼ保護されない以前の状態に戻る場合がある」と警告。

センターはオミクロン株が支配株になって60歳以上の高齢者の3次接種効能が、

1カ月中に従来の75%から25%に低下すると予想。



4次接種のリスクとオミクロン株拡大のリスク。

諮問委パネルのDagan教授は「政府諮問委は4次接種がいかなる害も及ぼさないと信じていて、

オミクロン状況を考慮すると4次接種は潜在的な利益が危険よりも大きい」としている。