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​防衛省「レールガン」開発に本腰。

電磁力によって超高速・長射程の弾を連続発射できる兵器「レールガン(電磁砲)」。


この研究・開発に、政府は2022年度当初予算案に65億円を計上した。



レールガンは、導電性のある素材で造られた2本のレールの間に、同じく導電性のある弾を挟み、

大量の電流を流して磁場を発生させる。それが弾の推進力になる仕組みだ。

防衛省がレールガン研究に力を入れるのは、周辺国が極超音速兵器を相次いで開発しているためだ。

音速の5倍以上の速さで飛行するため迎撃が難しく、日本のミサイル防衛(MD)を突破する。

米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、21年10月、

中国が同年夏に極超音速兵器の発射実験を実施したと指摘。

朝鮮中央通信は同9月、北朝鮮の国防科学院が開発した極超音速ミサイル「火星8」の発射実験を報じた。



ロシアは19年末、極超音速ミサイルシステム「アバンガルド」を実戦配備している。

開発で先行してきた米国の研究では、レールガンはミサイル並みの長射程だ。

ただ、実際の開発となると課題は多い。装備庁によると、先行していた米国は既に研究を中止した。

「効果がミサイルなどと大きく変わらず、コストに見合わない」と判断したとみられる。

日本政府関係者は「通常弾頭へ舵を切った米国を頼りにはできない。

日本が開発の先端を行くことになる」と嘯く。

しかし、レールガン発射に必要な電力は、日本の家庭約7000世帯の年間使用量にあたる、

約25メガワットと膨大で、電源をどう確保するのかは大きな課題だ。

発射の際に高熱が発生するため、連射にはレールの摩耗などの損傷も壁となる。

防衛省は22年度から、エネルギー効率化や高速連射技術の確立へ研究を進め、

28年度以降に配備を始めたいとしている。

だが省内には「きちんと作動するかは分からない。超高速で動く物体にちゃんと当てられるのか」

と懸念の声も出ている。



‘@どこで実験するのか。

米国が断念した軍事兵器を日本が開発してうまくいくのか。

また、日本国民の多額の税金をドブに捨てるような気がする。