ワクチン4回目接種、オミクロン株の予防不十分、イスラエル。
ワクチン3回目接種、オミクロン株の予防効果絶大、ヤパン。
新型コロナワクチンの4回目の接種により3回目の接種と比べて抗体量が一段と増加するが、
オミクロン変異株を防ぐ効果は十分ではない可能性があることが、イスラエルの予備研究で示唆。
医療陣150人を対象にファイザーワクチンの2次ブースター試験接種を実施した、
イスラエル最大の医療機関“シェバ・メディカル センター”。
調査の結果、4次接種者の1週間後の抗体数値は3次接種の1週間後より高い水準であった。
しかし「この水準の抗体では、オミクロン株の感染を ”予防”するには十分でない」と研究陣は結論を下した。
このセンターの新型コロナ4次試験接種の責任者は、
「以前に出現した変異株には非常に効果的であったワクチンが、オミクロン株の予防には効果的でなかった」
と説明。
同センターによると、このような結果は世界初だが、正式な公表はまだという。
しかし、日本の神戸大などは18日、
主に昨年12月上旬、ワクチンの3回目を接種した20~60代の医師65人を調査。
オミクロン株に対する「中和抗体」の陽性率は、2回目接種の2カ月後には23%、
半年後にはわずか5%だった。
だが、3回目接種から2週間~1カ月程度後には、100%に上った。
中和抗体の量についても、3回目接種によって大幅に上昇した。
神戸大大学院の森康子・感染症センター長は、
「3回目の接種がこれだけ有効だというのは想像以上で驚いている。
早く接種することが、今の流行を抑える一番の鍵になる」と述べた。
同株に対する接種効果を示す発表は、国内では初めてという。
‘@専門家の研究でさえ違う結果が出る。
国による事情もあるのだろうが、急いで結果を出そうとするからあり得る。
新型コロナは素人が判断できる代物ではないということだ。
少なくとも、専門家の意見、特に現場で戦っている専門家の意見を素直に聞くべきだ。