30日、北海道内で80~90代の3人の死亡が報告され、新型コロナ感染者の死亡は計1502人になった。
1月の死者数は27人に上り、昨年7月以降で最も多い。
オミクロン株は、感染力が高いが重症化率は低いとされ、
道によると30日時点の軽症・中等症患者が1万9845人に上る一方、重症者はゼロ。
しかし、死亡は1月下旬から急増し、7日連続で報告されている。
その理由について、札幌医科大の横田伸一教授(微生物学)は、
「健康状態が元々悪く、新型コロナに感染しても、
コロナの重症病床に移される前に亡くなっている高齢者が多い」と指摘。
実際、1月に亡くなり年代が公表されている26人中25人は70代以上だった。
横田教授は、介護施設でのクラスターなど、感染が若い世代から高齢者に広がっている点を懸念。
「健康状態の悪い高齢者にとっては死亡リスクが高い。
2回ワクチンを接種しても十分な注意が必要だ」と訴える。
‘@結局は弱い人間にしわ寄せがいく。
高齢者で重篤な症状が出た時には手遅れになる可能性が大きい。
それを仕方ないとする今の日本の潮流を、私は憂いでいる。