バイデン大統領は3日、シリア北西部での米軍の特殊作戦部隊の急襲作戦により、
イスラム過激派組織(ISIL)の指導者アブイブラヒム・ハシミ・クラシ容疑者が死亡したと発表。
「我が軍によって、おぞましいテロリストはこの世を去った。
我々は世界中のどこであろうとテロリストたちを追い詰める」と演説。
同容疑者は、2019年10月に米軍の作戦で殺害された、
ISILの指導者アブバクル・バグダーディ容疑者の後継者に同年11月選ばれた。
今回の作戦はトルコ国境に近いイドリブ県で、約2時間にわたり行われた。
容疑者は3階建て民家の3階部分に潜んでおり、米軍は投降を呼びかけたが、
家族を巻き込んで自爆したという。
作戦で13人が死亡したが、米軍側に犠牲者はなかった。
バイデン大統領は衛星通信で作戦を見ていた。
アフガニスタンから駐留米軍が撤収する直前の昨年8月、
首都カブールの国際空港付近で自爆テロが起き、ISILが犯行声明を出した。
米兵13人を含む約180人が死亡し、米軍は報復措置として無人機による攻撃を行ったが、
バイデン氏は「これが最後ではない」と、さらなる報復を示唆していた。
‘@また指導者は表れるのだろう。
いたちごっこだが、米軍しか対応できないというのも皮肉なものだ。