北京オリンピック2022(北京五輪)の開会式が4日開催された。
そのダイナミックかつ魅惑的な演出に絶賛の声があがる。
一方、これと比較して昨年の東京五輪開会式の“酷い演出”が、
改めて批判される事態になっているという。
昨年の東京五輪では、狂言師の野村萬斎氏を演出総合統括に据えた演出企画チームが、
開催前年に解散となり、元電通のクリエイティブ・ディレクター、佐々木宏氏が総合統括に就任。
しかし、女性への侮蔑的な企画を提案していたことや、
制作チームのリーダーだった演出家のMIKIKO氏が辞任に追い込まれた。
開会式が始まるとSNS上などでは「つまらない」「ショボい」「ダサい」と酷評が続出。
ビートたけし氏も「金返せよ。外国に恥ずかしくて行けないよ。
いかにバカだったのかわかるでしょうね、日本は」などと、著名人たちからも批判を浴びた。
中国の開会式は、Twitter上では絶賛の声が多数あがっている。
>映像技術がエグいほど綺麗で凄すぎる…。そして演出?進行?に無駄がなくて良い!
>中国とは色々とあるけれど素晴らしい開会式!
>流石!中国!CG技術世界一
>東京オリンピックとの差がありすぎw 東京は本当にセンスなかった!
>北京が圧倒的な先進国になってて日本はホントに置いていかれた感じ
>中国の開会式凄いな。。日本はもう完全に没落国家だね などなど。
クリエイティブ・ディレクターの、作品としての率直な感想は。
「ダイナミックさ、美しさ、無駄のないテンポの良さをはじめ、まさに“圧巻”という言葉がふさわしい。
残念ながら東京五輪は“完全敗北”という印象。
東京五輪では明確なトップが定まらず、次々と演出チームのメンバーも変わり、混乱を極めた。
基本的には電通が仕切っていたものの、結局“広告屋”の発想の域を出られていなかった。
政治家など外部の人間が演出内容に口を挟んだのも禍した。」と手厳しい。
「ここまで差が出たのは、世界的な映画監督で前回の北京夏季五輪の演出も手掛けた、チャン・イーモウ。
全体を通じて統一感のある演出が実現された。
東京五輪の開会式では、タレントや俳優、歌舞伎役者、歌手、有名アスリートなど、
“ごった煮”状態で登場したが、北京五輪では有名人が一切に登場せず、一般の国民のみで構成。
エンターテインメント力、文化力という面で、現時点での中国と日本の国力の差を、
まざまざと見せつけられた印象」だと振り返った。
‘@国民が主役だという演出は、五輪憲章にも、国民向けにも、世界に向けても素晴らしい演出だ。
日本はどうしても中国を下に見たい感情が拭えないが、
再三指摘しているが気が付けば、日本は中国に置いて行かれる事態になる。
今回の北京五輪の開会式が最もたる象徴となった。
日本は政治家が、開会式に知人を出演させるために尽力する、愚か。
何も分からないのに余計な口出しをする、愚か。
コンパクトな北京五輪開会式で、最後の聖火点火をせず、
持っているトーチをそのまま立てて置いた。
新形コロナ禍、燃え盛る聖火ではなく、トーチの静かな炎。
しかし、その炎は消えることなく、永遠に燃え続ける、共に燃え続けよう。
考え抜かれた素晴らしい演出だ。
ウイグル問題は重大な非難される問題だ、しかし人権問題・弾圧はミャンマーなど世界各国で存在する。
国の統計不正、政治家の限りなく黒に近い灰色免罪。
日本人は自国で起こっていることに目を向け、正していく必要がある。
そうでなければ、他国のことをとやかく言う資格など無い。