鍵山優真が自己ベストを大きく更新する合計310・05点をマークして、銀メダルを獲得。
3位に前回銀メダルの宇野昌磨が293・99点で、銅メダルを獲得した。
優勝は最終滑走で5本の4回転を着氷させるなど、圧巻の演技を見せたネーサン・チェン(米国)で、
合計332・60点。
羽生選手は「全部出し切ったっていうのが正直な気持ちです。
あきらかに前の大会よりもいいアクセル跳んでましたし。
もうちょっとだったなと思う気持ちももちろんあるんですけど」と、悔しさを滲ませながらも、
「でも…あれが僕の全てかなって」と、当たり前のことを語った。
その上で「もちろん、ミスをしないっていうことは大切だと思いますし、
そうしないと勝てないっていうのは分かるんですけど。ある意味、なんか、
あの前半2つのミスがあってこそのこの『天と地と』っていう物語がある意味、
できあがってたのかなって気がします」と、分かっていても悔しい気持ちは隠せない。
「一生懸命頑張りました。正直、これ以上ないぐらい、頑張ったと思います。
今回。でも一生懸命頑張りました」と、繰り返し、自分を納得させようとした。
‘@プレッシャーと満身創痍の戦い。
楽しむことを捨てた王者の、孤高の戦いの幕が閉じた。
羽生選手は冒頭で、誰も成功したことのないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑んで転倒して、
回転不足と判定されたものの、国際スケート連盟(ISU)公認大会は、
初めて4回転半ジャンプとして認定した。
成功していないのに認定とは良く分からないが、歴史に残る4回転半ジャンプとなった。
お疲れさまでした。