将棋の渡辺明名人(37)=棋王=が13日、自身のツイッターを更新。
第71期王将戦七番勝負で藤井聡太4冠(19)にストレートで敗れ、
タイトルを奪われた件に関して対局を総括した。
「早い段階でダメにした2局はともかく、残りの5局は中盤以降の競り合いで1つも勝てていないので、
どうにもならなかったな、と。王将戦では第2局以外はやれている場面もあったので、
あと1手、いい手を指せていれば勝てたのかもしれませんが、それはすごく細い道です」と力負けを認めた。
その上で「『今回、得たことを次に』なんて言うのは申し訳ないですが、
勝負を続ける限りはそれしかないので。藤井聡太竜王、5冠というすごい存在がいても、
対戦相手が強くないと面白くないので、その責任を果たせなかったのは悔しいし力不足を残念に思います」
と、藤井4冠の強さをたたえつつ、対戦相手として「責任を果たせなかった」と、反省の姿勢を見せた。