11日深夜に発生した新潟県村上市長政(ながまさ)の三幸製菓荒川工場の火災は、
6人が死亡する惨事となった。
同社は従業員に対する防災教育を徹底してきたと説明するが、
複数の従業員らは火災報知器が鳴っても避難せず、作業を続けることが常態化していたと証言している。
逆に言えば、それだけ頻繁に火災報知器が鳴っていたということだ。
三幸製菓の工場は、荒川工場のほか、新発田工場(新発田市)、新崎工場(新潟市北区)がある。
近年の消防当局による立ち入り検査で、避難誘導や消火に関わる設備の不備が指摘されていた。
会社側の言い分とは乖離がある。
新発田地域広域消防本部によると、直近の検査では、火災報知設備や誘導灯など、
消防設備の点検結果を報告する書類の未提出が明らかになった。
消火設備の不具合などもあった。
村上市消防本部によると、工場では米菓を焼いたり、乾燥させたりする過程で出たカスが燃えるぼやや、
部分焼がこれまでに8件発生している。
年2回避難訓練が行われていたが、複数の従業員は、
「社員ではないので、アルバイトは訓練に参加していなかった」などと話している。
Twitterには「#頑張れ三幸製菓」のハッシュタグや、
「応援購入」などとして同社の製品を購入するツイートが投稿されている。
何をバカなことをやっているのだ。
6人もの死者を出した会社の責任、原因解明が先だ。
会社は真摯に反省して喪に服すべきだ。
応援はその後の話だ。
6人もの死を軽んじるような発信は、あまりにも胆略的で冒涜行為だ。
(合掌)