日本維新の会の遠藤敬・国会対策委員長(53)が、自らの選挙区内の複数の有権者に、
高額な犬を無償で譲渡していたことが「週刊文春」の取材でわかった。
公職選挙法で禁じられている寄附行為に抵触している疑いがある。
遠藤議員は飲食店経営などを経て2012年の衆院選に大阪18区から出馬し、初当選。
2015年から現在まで国会対策委員長の要職にある。
遠藤氏の支援者でもある和歌山市の経営者が明かす。
和歌山市は遠藤議員が重複立候補した近畿比例ブロックに含まれている。
「昨年は遠藤さんから仔犬をタダで貰った。(政治資金パーティに)参加したこともありますよ」
その仔犬は、昨年末の本部展覧会の幼犬最優秀賞を受賞。
関係者によれば、本部展で上位を狙える仔犬が販売される場合の評価額は、30万円を下らないと見られる。
さらに、遠藤氏の選挙区である大阪18区の有権者も、
「遠藤議員が実質的に所有する秋田犬を譲り受けた」などと証言。
遠藤議員は「犬仲間の間で秋田犬が行き来することはよくあり、持ちつ持たれつの関係にあります。
よって、選挙での集票のために、不特定多数の方々に財物を無償で譲渡するケースとは大きく異なり、
30年来の犬仲間が協力して良い秋田犬を作出しているという実態をご理解頂けますと幸いです」と、
仲間同士の持ちつ持たれつの関係と、安倍議員同様の釈明をした。
しかし、議員という職に就いたなら、持ちつ持たれつの関係はダメだ。
それも理解していないとは呆れ果てる。自身で吐露しているようなものだ。
秋田犬保存会が主催する「本部展覧会」で不公平な審査が行われているとの指摘も相次いでいるという。
遠藤議員は、2016年から公益社団法人「秋田犬保存会」の代表理事を務めている。
維新は悪の巣窟の様相だ。