現地のAFP記者によると、モスクワ中心部のプーシキン広場には約2000人が集結。
サンクトペテルブルクでも最大1000人が集まった。
露人権監視団体によると1700人超拘束されたという。
過去に大規模な反プーチン政権デモを主導し、現在は収監されている、
ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は24日、
獄中で行われた裁判で「この戦争に反対だ」と、命懸けで陳述した。
ロシアには抗議活動を取り締まる厳格な法律があり、デモ参加者は頻繁に集団拘束されている。
連邦捜査委員会は、国民が無許可の反戦デモに参加すれば「法的な影響」を受けると警告していた。
抗議活動に参加した20代の女性は「ウクライナ人の前に立つのが恥ずかしい。謝りたい」とし、
「経済制裁、国際的孤立…。ロシアはこれで終わりだと思う」と話した。
30代の男性会社員は「なぜクレムリンの誰もプーチンを止めないのか。
ウクライナとの戦争はロシアの民意ではない」と憤った。
「プーチンは戦争犯罪者として処罰されるべきだ」
「独裁者はいつも『生存圏』や『自国民保護』という美名の下で戦争を始める。
どんな言葉も戦争を正当化できない」「国家的恥辱だ!」など否定的なコメントが多数見られた。
日本では、東京・渋谷で24日、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するデモが行われた。
参加者はウクライナ国旗を掲げ、シュプレヒコールを上げるなどした。
イギリスでは23日、ロンドンのケンジントン・パレス・ガーデンズにあるロシア大使館の外で、
数多くのデモ参加者がプラカードを手に並び、またはウクライナの国旗を広げていたという。
ドイツのベルリンでは、政府がウクライナとの「連帯」を示すために、ブランデンブルク門をライトアップ。
そこにはウクライナの国旗に使われている色、黄色と青が映し出されたという。
ウクライナの国旗を振り、ロシアの軍事侵攻を非難。または戦争をやめるよう訴えた。
フランスの首都・パリでもロシアの軍事侵攻に反対するデモが行われた。
パリの市庁舎も、ウクライナ国旗の黄色と青でライトアップされ、
アンヌ・イダルゴ市長が駐仏ウクライナ大使のヴァディム・オメルチェンコ氏と共に手を携え、
市庁舎の前に立ったという。
スウェーデンのストックホルム、ネパールのカトマンズ、ポーランドのワルシャワなど、
他の都市でも同様のデモが行われたという。
‘@残された道は、市民運動しかないのかも知れない。
ロシアの市民も命がけで「プーチン反対」運動をしている人たちがいる。
全世界に拡散され、地球規模で行うべきだ。