ロシアによるウクライナ侵略で、2月28日に開かれた国連の緊急特別会合で、
ウクライナのキスリツァ国連大使は、死亡したロシア兵の携帯電話に残された、
母親とのメッセージのやり取りがある。
このロシア兵はメッセージを送った直後に死亡した。双方で多数の人が既に亡くなっていると指摘。
「死亡した人々があなた方の横にいると想像しながら、私の演説を聴いてほしい」と訴え、
ロシア語で読み上げた。
母:どうしてこんなに返事が来ないの?本当に訓練中なの?
兵士:ママ、私はもうクリミアにいないんだ。訓練じゃないんだ。
母:それなら、どこにいるの?お父さんが小包を送れるかどうか聞いているの。
兵士:ママはどんな小包を送ってくれるの?僕は今すぐにでも首を吊りたいんだ。
母:何を言ってるの? 何があったの?
兵士:ママ、私は今ウクライナにいるんだ。ここでは本当に戦争が起きているんだ。怖いよ。
私たちはすべての都市を同時に爆撃しているんだ。民間人さえも標的にしている。
彼らは私たちを歓迎すると聞いていたけど、装甲車の下に倒れ込み、車輪の下に身を投げ出して、
通さないようにするんだ。
彼らは私たちをファシストと呼んでいる。とてもつらいよ。
国連のグテーレス事務総長は、「核兵器による紛争は考えられない。
核兵器の使用を正当化するものは何もない」とロシアを非難。
「戦争は解決策ではありません。 戦争は死であり、人間の苦しみであり、無意味な破壊であり、
気候危機と生物多様性の損失、パンデミックからの極めて必要な社会経済的回復、
人種と性別の隔たりの回復、その他多くの21世紀の緊急課題という、
人類が直面する真の課題から多大な目をそらせるものだ。
私たちは今、平和を必要としているのです」と訴えた。
ロシアのプーチンが命令したウクライナ侵攻に、本国ロシアでも波紋と動揺が広がっている。
若い兵士を送り出し「演習が終わったら帰る」と聞かされていた父母らが、
ウクライナ側で捕虜になったという情報から初めて息子の「戦争参加」を知るという事例も相次いでいる。
大変だろうが、ロシア人の反戦運動だけがこの戦いを止めることができる。
そのためには、全世界でロシア国民の「反プーチン」を後押ししなければならない。
ウクライナの人は、身を挺して戦車を止める。
本来、戦争ならひき殺すところだが、ロシア兵はそうしない。
ロシアの戦車に火炎瓶を投げつけるクリミア市民。
戦車から銃撃もできるが、しなかったロシア兵。
ロシア兵に文句を言うクリミアの女性の映像が流れた。
戦争ならとっくに打たれても不思議ではない。
でも、ロシア兵はそうしなかった。
ロシア兵も、クリミアの市民を殺したくはないのだ。
プーチンは、ロシア国民もクリミア国民も苦しめている。
プーチンの罪は言葉に言い表せない、あまりにも重すぎる。
戦争に情報戦は付きもの。しかし、ロシアの年齢の高い人は事情が分かっているから、
ウクライナに派兵されたくないという。
10代の若いロシア国民が訓練と騙されて、いつの間にか戦場に居たということは少し前から言われていた。
だとしたら、恐ろしい話だが、平気で人を殺すプーチンとしては当たり前のこと。
絶対に許してはいけない。
あまりにも悲惨で涙が止まらない。これが戦争というものだ。
戦争など絶対にあってはならない!