米宇宙企業スペースXは2月8日、4日に打ち上げたインターネット衛星「スターリンク」49機のうち、
約40機を喪失することになったと発表。
打ち上げ直後で低い高度の軌道を周回していたところ、磁気嵐の影響で地球が暖められ膨張。
衛星が周回していた高度の大気密度が上昇し、
大気との抵抗によって大気圏に再突入してしまうためだという。
すでに一部の衛星は再突入しており、今後数日のうちにさらに多くの衛星が再突入するとみている。
衛星は再突入時に燃え尽きるように設計されているため、軌道上に破片は発生せず、
衛星の部品が地上に落下することはないとしている。
今回の被害をもたらした磁気嵐は、
1月29日に太陽表面で大規模な爆発現象「太陽フレア」が発生したことが原因とみられる。