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ロシア市場は崩壊状態。

ロシア企業の預託証券98%安。


ロシアは株式市場の閉鎖が続き、外国人投資家への現金支払いが全面的に禁止された。

ロンドンやニューヨークのファンドは取引を停止。

ロシア関連の金融資産はほぼ凍結された様子だ。



ロシア経済の生命線を握る商品の輸出にも混乱が生じ、ロシア産原油を拒否する買い手も現れた。

プーチン大統領ウクライナ各都市への攻撃を強める一方、厳格な経済制裁が効果を発揮し、

ロシアは外部世界との金融上のつながりを絶たれつつある。

ロシアは2日が期限のルーブル建て国債110億ルーブル(約114億円)のクーポンを支払ったが、

中央銀行が外国人投資家への送金を禁止したため、外国人が資金を受け取れていない。

GAMインベストメンツのポール・マクナマラ氏はこのクーポンについて、

「全ての債券保有者に届かない限り、デフォルトは避けられない」とし、

それまでは「確信を持って支払ったなどとは言えない」と指摘。





ロンドン証券取引所で取引されるロシア企業の預託証券は価値がほぼなくなっている。

ブルームバーグの試算によると、これらの企業を含むロシア企業23社の時価総額は、

過去2週間で5720億ドル(約66兆1200億円)減少した。

ガスプロムやロフネフチなどの企業がクーポンの支払いを来週に控えており、

これを履行できるのかどうかに投資家の注目が集まっている。