ボリショイ・バレエ、日本人ダンサー残る“覚悟”
世界中の人々を魅了してきたロシアのボリショイ・バレエ団で
ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議し、退団を表明した人気ダンサー。
「正当化できる戦争はない。どんな暴力にも反対していく」
「何も起きていないかのように振る舞うことはできない」
「世界に憎しみが広がることを見過ごすことはできない」
SNSで対談の理由を表明した。
そんな中、所属する日本人ダンサーの一人、千野円句(ちの・まるく)さん。
「僕はないですね。僕はやっぱりバレエを続けたいですし、そういう政治的な事では辞めたくないです」
と、語り、退団しないことを明かした。
千野さん以外の外国人ダンサーはすでに祖国へ帰る決断をしたという。
千野さんは「もう2日・3日くらい前に僕を除く全ての外国人は帰国しました。
主な(理由は)やっぱり自分の国に帰れなくなるのは嫌だから帰れるうちに帰りましょう、
みたいな感覚なんじゃないですか」と述べた。
そういう人もいるのかも知れないが、対談した多くの人はSNSで、
ロシアのウクライナ侵略に反発して対談したと表明している。
ロシア人の父と日本人バレシーナの母を持つ、日本国籍の千野さん。
モスクワ生まれで、長年、日露双方の国籍を持っていたが日本国籍を選択。
10歳でモスクワに戻り、現地の日本人学校に編入し、
11歳でボリショイ劇場付属の「モスクワ国立アカデミー舞踊学校」に入学。
千野さんの行動が、ロシア側に利用されないことを願う。
もしかしたら、すでに利用されているのかも知れない。
なぜなら、退団したダンサーはプーチンを否定しているのに、
千野さんは「やっぱり自分の国に帰れなくなるのは嫌だから帰れるうちに帰りましょう、
みたいな感覚なんじゃないですか」と述べている。
「めざまし8」9日放送らしいが、そもそもこの非常時に、
ロシアと日本のテレビ局が普通に交言出来るのか。