中国のニュースサイトの観察者網は9日、西側によるロシアへの空前の金融制裁を受け、
ロシア人観光客約7000人がタイ国内に足止めされていると報じた。
記事によると、米クレジットカード大手ビザとマスターカードがロシア業務を停止したため、
これらのカードを使用することができず、中国の銀聯を使って引き出しや支払いをする人もいるという。
タイ国政府観光庁のユタサック・スパソーン総裁によると、航空会社の運航停止やルーブル下落、
ロシアの一部銀行のSWIFTシステムからの排除などにより、
プーケット島やサムイ島、パタヤ、クラビなどでロシア人観光客約7000人が足止めされているという。
スパソーン総裁は、「われわれは良いホストとして、全ての人の世話をする必要がある」とした上で、
「ここにはまだロシア人観光客がいる」と付け加えた。
2019年にはロシアから148万人の観光客がタイを訪れた。
今年1月の観光客数は約2万3000人で、タイへの入国者総数の約5分の1を占めている。
‘@世界は一枚岩ではない。
それにしても、7000人は多いな。