スペイン・マドリードのタクシー運転手らが、ウクライナ人道危機に、立ち上がった。
1台に2人の運転手を乗せたタクシーが11日、スペインの首都マドリードを出発。
34台のタクシーで、約1650キロ離れたポーランドへ、2日かけて救援物資を運び込んだ。
そして空になったタクシーで避難民140人を乗せてマドリードに帰って来る。
往復40時間、距離にして約3300キロの旅は、計画から1週間以内に実行された。
費用はおよそ650万円ほどかかるとみられるが、運転手たちが集めた資金と寄付金によって賄われたという。
国連難民機関によると、ロシアの侵攻開始以来、約295万人のウクライナ人が祖国を離れ、
うち180万人がポーランドに避難しているという。また約30万人が西欧に渡った。
避難する人は増え続けている。
茨城県の人口がおよそ286万人。三重県がおよそ177万人。
受け入れる方もパンク状態だ。
ウクライナから日本への避難民受け入れは13日現在で47人という。