ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ドイツ連邦議会（下院）でビデオ演説をした。
支援に謝意を示す一方、ドイツはロシアとの経済関係を深めて戦費を稼がせた上、
ウクライナのNATO加盟などの要望をはぐらかし、ウクライナと欧州の間に、
「新たな壁」をつくることに加担してきたと批判。
ドイツが計画凍結を余儀なくされたロシアからの天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」について、
以前からドイツに「戦争への準備だと警告してきたが、
受け取った答えは経済的な計画だということだった。経済、経済、経済だ」と、
ドイツが土壇場まで計画を維持したことを糾弾。
その上で「今、ベルリンの壁ではなく、欧州に自由と不自由を隔てる壁ができている。
その壁は爆弾が落ちるたび、ウクライナを助ける決定が見送られるたびに高くなる」と述べ、
ショルツ首相に「壁を壊してほしい」と訴えた。
‘＠日本はこういう批判に弱いから、「パールハーバー」を持ち出され、国会で日本を批判されたり、
プーチンをボロクソに言うのを恐れて、ゼレンスキー大統領の国会演説をためらっている。
