3月31日のニューヨーク原油先物相場は急落。
指標の米国産標準油種(WTI)の5月渡しが一時1バレル=99.66ドルまで値下がりした。
米ホワイトハウスが石油備蓄の大規模な追加放出を発表したのを受け、
供給不安が和らいで売りが広がった。
終値は前日比7.54ドル安の1バレル=100.28ドルとなった。
ホワイトハウスは31日、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰対策として、
戦略石油備蓄から日量100万バレルを今後6カ月間放出すると発表。
総量は過去最大の1億8000万バレル規模に達する。
市場への供給量を一段と増やし、原油高に歯止めをかける狙いだ。