ロシアによるウクライナ侵攻で、米国防総省のジョン・カービー報道官は3月30日、
首都キーウ(キエフ)周辺に集結するロシア軍部隊のうち2割弱の兵力が、
再配置のため移動を始めたと明らかにした。
露軍はウクライナ東部での制圧地域拡大に向け、
東部への兵力集結に向けた動きを本格化させている模様だ。
カービー氏によると、キーウ周辺の露軍の一部は補給のため、いったんベラルーシに向かっている。
北部チェルニヒウ周辺の露軍部隊にも、再配置に向けた動きがあると指摘。
また、カービー氏は、東部で露正規軍とは別に活動する露民間軍事会社「ワグネル」の雇い兵について、
すでに約1000人が投入されたとの見方も示した。