職場の机の引き出しの中に覚醒剤を隠し持っていたとして、警視庁は10日、
覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、浅草署組織犯罪対策課の警部補、
中川一政容疑者(51)=東京都足立区西綾瀬=を現行犯逮捕。
「簡易検査の教材用に使おうと思って所持していた」などと容疑を認めているという。
警視庁によると、今年3月、情報提供があり、本部の薬物銃器対策課が調べを進めていた。
今月10日午前、当番のため出勤してきた中川容疑者を立ち会わせるなどして、
カギのかかった引き出しを開け、覚醒剤を確認。
中川容疑者は勤続28年のベテランで、大半を組対部門に身を置き、薬物捜査の経験もあるという。