野田聖子・少子化担当大臣「恋愛は少子化対策のスタートライン」
内閣府の研究会で恋愛支援のため、教育に「壁ドン」を組み込むことなどが提案された。
内閣府の研究会の議論が波紋を呼んでいる。
20日に行われた立憲民主党のヒアリングでは「姿勢が問われる」と批判が相次いだ。
この研究会の名称は、「人生100年時代の結婚と家族に関する研究会」。
内閣府によると、「結婚や家族に関する変化をデータを用いて多面的に明らかにし、課題を整理する」
のを目的に昨年4月に設置された。
山田昌弘・中央大教授が座長を務め、有識者6人がこれまで月1回、リモート形式で会合を持ってきた。
問題となったのは、今月7日開催の会合だ。メンバーの1人で成蹊大学の小林盾教授(社会学)が、
「恋愛格差社会における支援の未来形」と題した資料に沿って説明。
データをもとに「男女とも恋人が多いほど、結婚し、豊かで幸せ」とし、
恋愛支援のために教育に「壁ドン、告白・プロポーズの練習、恋愛ゼミ」などを組み込むことを提案。
資料には、小林教授の著書を引用する形で、
「男女ともハンサム、美人ほど恋愛経験豊か(女1.5倍、男1.7倍)」
「男性はとりあえず清潔感、絶対ほしいんで」
「男性は80キロ、女性なら60キロ超えたら、もう恋愛の資格ないでしょ」などとも書かれていた。
配布資料が内閣府のサイトに掲載されるとSNS上で批判が相次ぎ、野党側からも問題視する声が上がった。
‘@やはり、現政府も総取っ変えしないと、日本の未来はない。
こんなことを真面目に提案し協議しているのか。
開いた口の顎が外れるとはまさにこのことだ。
個人で勝手に書いたり述べるのは自由だが、政府の研究会で議論されHPにアップされた。
「壁ドン」など、好きな人以外にされたら嫌悪感でしかなく、暴力行為にも思えるしぐさだ。
何を考えているのか。
政府の一員が、ハンサム、美人を礼賛、体重が重いと恋愛の資格はないとはどういうことだ。
ジェンダーを肯定し平等を否定する、それ以前に人間性を型に嵌め、そうでない人を否定するようなものだ
こんな人間を座長に据えた責任は大きい。
あってはならない差別だ。言語道断。
今までの努力を全て覆すような出来事だ。