台湾支援もけん制。
中国は米国に対し、NATOのような組織を太平洋で構築することを目指さないよう警告。
台湾に関する安全保障面での対立とウクライナを巡る対立は「全く比較できるものではない」批判。
中国の王毅外相は7日の年次会見で、米国のインド太平洋戦略の「真の狙い」は、
アジア版NATOの構築だと言明。
「平和や発展、協力、ウィン・ウィンの結果を求める域内の共通の願いと逆行する動きだ」と批判し、
「失敗する運命にある」と訴えた。
ロシアのプーチンが同様の主張を掲げてウクライナに侵略。
中国のこの批判は関心を集めている。
王外相は、米国による台湾との連携拡大について、
「台湾を不安定な状況に追い込むことになるだけでなく、米国側にとって耐え難い結果を招くことにもなる」
と恫喝、「台湾は最終的に母国の下に戻る」と主張。
中国はこれまで、米国が勢力圏の形成を試みていると非難してきた。