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政府・日銀が「円安の進行を憂慮」ハァ?

財務省金融庁、日銀は10日、幹部による情報交換会合(3者会合)を財務省内で開き、

為替市場の動向などについて意見交換。

会合後に公表した声明では、円安の進行について「憂慮している」とし、

外国為替市場で急速に進む円安をけん制。



3者会合で声明をまとめるのは初めて。

会合には神田真人財務官、金融庁の中島淳一長官、日銀の内田真一理事らが出席。

神田財務官は会合後に記者団に対し、政府による為替介入について、

「必要な場合には適正な対応を取る。あらゆるオプションを念頭に置いている」と述べた。



‘@先日まで円安は「問題ない」と強気発言していたが、何があったのか。

黒田総裁や政府とは違う見解なのか、観測気球か、アリバイ工作か。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントで会長を務めたジム・オニール氏は、

「円安が続いた場合、中国はこれが競争上で不当な優位だとみなすだろう。

アジア金融危機との類似点は至極明白だ」とし、

「中国はこうした通貨安で自国経済が脅かされることを望まないだろう」と指摘。



ただ同氏は9日の電子メールで、円安基調は終わりに近づいている可能性があるとした。

「一段の円安は日本や世界の他の国・地域に適さないためだ」と説明、

現在チャタム・ハウスのシニアアドバイザーを務めるオニール氏は先月のインタビューで、

日本銀行イールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)を堅持し

米国の債券利回り上昇が続いた場合、こうしたモメンタムやその影響は、

中国政府にとって大問題になるかもしれない」と語っていた。



1ドル150円ならアジア金融危機再来もと。

円は同日、一時134円56銭と、2002年以来の安値を更新。