政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

日銀VS世界のヘッジファンド。

日本の敗北に賭ける。



米国やカナダ、欧州、途上国などの多くでは金利の大幅上昇が生じている。

日銀の黒田東彦総裁は、10年国債利回りの0.25%の上限を守るのに必死だ。



円が24年ぶりの安値を更新する中で、為替相場の安定を求める圧力の増大を受け、

日銀が指標10年国債利回りの0.25%の上限設定を断念せざるを得なくなり、

金利急上昇を容認するとい見る向きが増えつつある。

ただその賭け金は、膨大な額に上ることとなる。

高い。世界中の債券に投資する多数の貯蓄者を抱える

日本で金利が急上昇すれば、金融市場全体も急速に反響する。

各国の企業や消費者、政府の借り入れコストが押し上げられ、エネルギー価格高騰と、

サプライチェーン混乱の影響で失速し始めている世界経済に大きなストレスをかけることになるという。

日銀の利回り上限の撤廃は、世界の超低金利時代の終わりを告げることになる。

日本は他国に先立ち超低金利時代に突入。



日銀の黒田総裁は安倍元総理と、数十年にわたり低迷する経済のてこ入れに必要な政策だと主張。

現在では、日本はそうした政策を堅持する唯一の国だ。

JPモルガン・アセット・マネジメントの香港在勤ポートフォリオマネジャー、アルジュン・ビジ氏は、

日本が「国際的環境からますます懸け離れているようだ」と警報を鳴らす。

「日銀はいつかの時点で現在の政策枠組みの調整を余儀なくされるだろう」と指摘。

ビジ氏は日本国債の価格下落に賭けていると話しており、他のヘッジファンドなども同様の見解を示している。



ブルーベイのマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)は、

日銀のイールドカーブコントロール(YCC)は「維持不可能」だと断じた。

グラティキュールは5月の投資家向け書簡で、日本は世界の金利のショートで、

最も有望な市場の1つだとの見方を示した。

シュローダーの債券マネーマネジャー、ケリー・ウッド氏は、

「日本は、われわれにショートを促している一つの市場だ」と、狙いを定めている。