イスラエル軍は2日、地中海沖合のカリシュガス田に向かっていた、
レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の無人機3機を撃墜したと発表。
このガス田を含む水域をめぐり両国間では係争が続いており、緊張が高まっている。
イスラエル軍は「わが国の排他的経済水域の上空に接近した敵性無人機3機を迎撃した」と発表。
同軍関係者によると、無人機はいずれも武装しておらず、危険をもたらすものではなかった。
1機は戦闘機が、残り2機は艦船が撃墜したという。
イランの支援を受けるヒズボラも声明で、「2日午後、非武装の無人機3機を偵察目的で、
係争中のカリシュ・ガス田に向けて飛ばした」と発表。
「任務は完了した」として、撃墜されたことには言及しなかった。
レバノンは先月、イスラエルがチャーターしたギリシャのエネルギー企業「エネルギアン」の船舶が、
ガス田に到着したとして非難していた。
レバノンとイスラエルは境界線画定に向けた交渉を2020年に再開。
だがレバノンは、国連(UN)が準拠している地図に修正が必要だとし、協議は行き詰まっている。
レバノンは当初、860平方キロの水域が係争の対象だと主張していたが、
後にガス田の一部を含む1430平方キロの水域を対象に加えた。
これに対しイスラエルは、ガス田は自国水域にあり、係争対象ではないと主張している。
‘@話し合いで済んだら係争や紛争は起きない。
もちろん、理想論を忘れてはいけないし、話し合いも大事だ。
だが、理想論で世界が平和になるなら、とっくに戦争など無くなっている。
足元を見ても、日本は戦争をしていないのに、お隣のくに韓国や中国と仲が良くない。
ロシアにも散々尻尾を振って、これでもかという山ほどのお土産を携えても、
結局は「引き分け」と煙に巻かれた。
それは、節電をしながらエアコンは付けなさいという、矛盾と戦いながら生活するのと同じだ。
矛盾だと文句を言ってもどうしようもない。現実なのだから。
うまく知恵を働かせて付き合うしかない。
ただ、それは、相手がエアコンだからうまく付き合えるが、対人間ではそうはいかない。
エアコンなら、リモコンでコントロールできるが、人間はコントロールできない。
そもそも他が他をコントロールするものでもない。ましてや国であればなおさらだ。
人は暑い寒いで殺人事件になることもある。
人対人は、アンリーズナブル、国対国は、カオス。