KDDIの大規模通信障害への対応で高橋誠社長自らの記者会見で高評価の声が上がっている。
金子恭之総務大臣のゴリ押しで、原因不明の復旧中にも拘らず高橋社長が会見して説明。
だが、高橋社長がシステムに詳しく、熱心に説明している姿にユーザーは簡明。
一般のユーザーは、どんな不具合を起こして、どんな技術的なロジックで復旧しないのかという「原因」より、
反省し、全力で取り組んでいる姿を欲しているのかも知れない。
また、担当役員と、社長の言葉では重みが違う。
KDDIがこの問題に対してどう向き合っているのかという「企業の姿勢」が強く表れる。
そういう意味で今回、高橋社長の会見は「成功」だったのか。
事故や災害のときは、現場の対応をしっかりやるとともに、
人々の不安や混乱を抑えなくては風評被害などを拡大させる。
重大な障害が起きたにもかかわらず、高橋社長が評価されるのは、
ユーザーに安心感を与えられたのか。
もしくは、KDDIの草が動いたか。
わたしにしてみれば、これだけの大きな被害が出たのに、称賛はあり得ない。