「ネグレクトどころではない」伯父が証言。
安倍晋三氏を銃撃し逮捕された山上徹也容疑者(41)は、
母の統一教会への傾倒を安倍氏の広告塔の影響などと犯行の動機として供述。
その凄絶な生い立ちを山上容疑者の父の兄、伯父が証言する。
「徹也の兄は小児がんを患っていて、手術もしています。
片目も失明しており、普段の生活にも苦労していました」
「(山上容疑者の)父が亡くなり、兄も病気でした。そうしたことがきっかけになり、
父が亡くなってずいぶん経ってから、母は統一教会に入信したんですわ」
彼女は熱心な信者となり、度々、子供を置いて長期にわたり渡韓するほどだったという。
「子供たちはその間、食べるもんがなかったんですよ。だって、母親が日本におらんかったからね。
自分は韓国に行き、ずっと放っておいた。ネグレクトどころではない、もっとひどい状態です。
兄は病気で自分で食事を作ることもできない。その兄が電話をかけてきて、“食べるものがない”と。
お金を持って行ってあげたりしていました。すると、冷蔵庫の中には食料がまるでないんですわ……」
さらに、伯父は統一教会と山上容疑者の家族の間で、ある取り決めが交わされたと語る。
「(山上容疑者は)そりゃあ、統一教会憎しになりますよ。(寄付として家から)持って行かれてしまったのが、
1億数千万円はある。私はね、(山上容疑者ら)3人の甥と姪の依頼で、
統一教会から5千万円を2009年に取り返したんですよ。その時の和解書もある。
でも、取り返した金を母親がまた寄付してしまうんです」
その当の母親は大阪府内の伯父の自宅に身を寄せているという。
特殊な環境に育った山上容疑者の兄は後に自殺し、また山上容疑者本人も、
母の信仰に悩み自殺未遂を起こしている。
「週刊新潮」2022年7月21日号
‘@テレビなどでこの件に関して発言している人の多くは、統一教会の実態を知らないのか、
知っていて何かを庇うために、統一教会を擁護しているのか、
もしくは統一教会を切り離そうとしている。